トランプ革命とダボス会議
これから始まるトランプ革命が、既存の欧米体制の終焉を加速させることになりそうだ。まず先週23日、トランプはスイスで開催された世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)にオンラインで参加、ダボスに群がる大富豪たちが進めてきた多くの政策について 明確に反対の意を表明した。実際、トランプは就任初日に欧米エリートたちが推進するパリ協定とWHOからの脱退を表明し、大統領令に署名している。
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さらにトランプは「米国産の石油・天然ガスの増産および価格の引き下げ」と「FRBへの利下げ要請」を宣言し、世界各国に対しても様々な要請を行っている。

まずトランプは貿易赤字を解消するため、世界に対して「工場を建ててアメリカで製品を製造しないのであれば、高い関税を払え」と言い放った。中でもEUとカナダの対米貿易黒字に強い不満を示し、また双方が加盟するNATOの防衛費についても「GDPの5%に引き上げるよう要請する」と宣言している。さらに中近東の産油国にも原油価格の引き下げを促し、またサウジに対しては1兆ドルの投資を要求。その他、アメリカに続いて世界各国も金利を下げるよう呼びかけている。
https://www.whitehouse.gov/remarks/2025/01/remarks-by-president-trump-at-the-world-economic-forum/

このトランプの演説を受けて、世界経済フォーラムのディスカッションの場で ダボスのグローバリストたちが「トランプに負けた」と認める場面があった。例えば、イェール大学のウォルター・リード教授は以下のようにコメントしている。
「このトランプの演説を受けて、世界経済フォーラムのディスカッションの場で ダボスのグローバリストたちが「トランプに負けた」と認める場面があった。例えば、イェール大学のウォルター・リード教授は以下のようにコメントしている。」
https://modernity.news/2025/01/23/video-davos-globalists-admit-we-have-lost-to-trump/

実際、トランプは1月20日の大統領就任式にEUの欧州理事会議長やドイツ、イギリス、スランス…などの指導者たちを招待していない。さらにイスラエルのネタニヤフ首相やウクライナのゼレンスキー大統領も招待して欲しいと何度も交渉を試みたようだが「トランプ陣営が断った」と米軍筋は話している。

またトランプは、同日23日に「ジョン・F・ケネディ暗殺」に関する非公開文書の機密解除を命じる大統領令に署名した。これは、とてつもなく大きな意味がある。

ケネディが暗殺された理由はFRBや他の国々の民間中央銀行から通貨発行権を奪おうとしたからだ。ケネディは1963年6月4日にFRBから通貨発行権を取り戻すべく大統領行政命令第11110号を発令し、財務省に政府紙幣の発行を命じている。しかし それから約半年後、それが原因でケネディは暗殺されてしまった。暗殺命令を下したのは当時のイスラエル首相:ダヴィド・ベン=グリオン(David Ben-Gurion)だと聞いている。彼から指令が出て、アメリカの実行部隊が動いたのだ。

ベン=グリオンはイスラエルの初代首相を務めた人物で、世界経済フォーラム(WEF)や国際決済銀行(BIS)、国連、EU、アメリカFRB…などを支配しているオクタゴン・グループ(Octagon Group)の傀儡指導者だった。ちなみに、オクタゴンは僕がいつも「ハザールマフィア」と呼んでいる欧米権力者たちの上級機関、たとえば政治局や幹部会などだと思ってもらえばいいだろう。

その「ケネディ暗殺」を企てたハザールマフィアらが、同じくウクライナ戦争やガザの虐殺、危険ワクチンによる大量殺人…等々を推進してきた。今、その彼らの政策をトランプが止めようとしているのだ。

例えば、トランプは既に武器供給を含む全てのウライナ支援を停止する大統領令に署名し、ウクライナ戦争に携わっていた米軍関係者も全員クビにしている。また、今後はバイデン政権が「ウクライナ支援金」として拠出したおカネの流れについても調査を始めると言っている。2024年に発表された米国防総省の監察総監の報告によると、アメリカが「ウクライナ支援」として2年間で拠出した1130億ドルのうち実際は450億ドル程しか現地に届いていなかったという。これについては以前、ゼレンスキーも「アメリカからの支援金は、ほとんどウクライナに届いていない…」と発言している。

調査が終われば、ウクライナ絡みの横領や汚職をめぐり大物権力者らの逮捕劇が始まるのは必至だ。また近い将来、ウクライナで臓器売買や人身売買、児童虐待…などの犯罪に関与した人間の戦犯裁判も予定されている…と米軍筋は話している。

イスラエルに関しても「トランプが既にガザの虐殺を止めさせた…」と米軍筋は伝えている。ガザ攻撃の口実をつくるために自作自演テロを指揮したイスラエル軍の幹部たちも既にクビになった。これからイスラエルはガザを再開発し、パレスチナ人に戻すことになるという。そして以前にも述べた通り、水面下の交渉では「イスラエルを終わらせてユダヤ(ジュディア)という新国家を樹立する…」という議論も活発化している。その場合、ネタニヤフの背後にいるイスラエルの権力者たちはアメリカに亡命する約束になっているのだという。

さらにトランプは、先週24日にさっそくロサンゼルスの火事の被災地を訪れ、以下のようにコメントしている。
「何かに攻撃されたようだ。何が襲ったのか…については話さない。だが、これは酷い状況だ…」
https://www.timesnownews.com/world/us/us-news/did-dews-cause-california-fires-donald-trumps-something-hit-la-comment-sparks-theories-article-117535169

そしてトランプは、その後すぐに「米連邦緊急事態管理庁(FEMA)の廃止」について言及している。FEMAは指向性エネルギー兵器(DEW)でハワイやカリフォルニア州、ノースカロライナ州などを攻撃して事実上の「地上げ」に加担してきたハザールマフィアの実行部隊だ。
https://x.com/PapiTrumpo/status/1882833353684213860

次に、トランプは「新型コロナ騒動と危険ワクチンを推進した勢力」にもメスを入れるつもりだ。その手始めとして、WHOからの脱退を宣言し、先週21日には食や医療の安全を監督する保健福祉省の機関(FDA=医薬食品局、CDC=疾病予防管理センター、NIH=国立衛生研究所)の活動停止を命じている。
https://edition.cnn.com/2025/01/21/health/hhs-cdc-fda-trump-pause-communication/index.html

今後、その3つの機関が行った犯罪行為について調査が始まるのは時間の問題。以下のニュースは、そのサインの1つだ。
「トランプ米大統領は24日、アンソニー・ファウチ元大統領首席医療顧問の警備の公費負担を打ち切ったことを明らかにした…」
https://www.asahi.com/articles/AST1S66FPT1SUHBI035M.html

ファウチだけでなく、元CIA長官や元NSA長官、軍の元最高司令官など、複数人の警備が解除されている。おそらく警備が解除された人物は、これから逮捕され、軍事裁判にかけられることになるだろう。

今後、そうした動き(欧米権力層の大掃除)は しばらく続く。最終的にはカナダ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、韓国、EU政府…などで政治的な大きな変化が見られるはずだ。

その後、アメリカと中国が「新しい国際枠組み」について交渉を始める予定だ。中国は今週1月29日から春節(旧正月)の連休に突入する。それが終わる頃、トランプと習近平の間で本格的なやり取りが始まると聞いている。

これまでの発言を見ると、トランプは「これ以上、世界に対して貿易赤字を出さない」と約束する代わりに、中国に対する負債を帳消しにしてもらおうとしているようだ。しかし中国側からすると、それは難しい要請だと言わざるを得ない。そのため、この交渉は少なくとも今年いっぱいは続くことになるだろう。

干支の「巳」には、ヘビが脱皮を繰り返して成長することから「再生」や「復活」、「新らたなスタート」…などの意味(願い)が込められていると聞く。世界は今、明らかに古い体制から脱皮しようとしている。2025年が「新しい世界体制の始まり」の年となるのかどうか…、大いに期待している。
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